2024年11月28日木曜日

[霊能力漫画0話]世界を作り変えられる能力か・・・・

「 貨幣がなく 通貨がなく


物を「所有する」という事に制限が課される世界

自分自身が消費できる量以上のものを所有することは認められない


人口と出生率が統制され、全てが監視され、逃げ場はないが、何かから逃げる必要もない


共産主義とかそういうレベルでなく

機械とカメラによる完全な支配 自由意志の部分的剥奪による


「強制的な世界平和」


そういう世界であれば 管理された人たちは家畜ではあるが

そこに戦争や差別や迫害やイジメや自殺は存在できないのかもしれない


娯楽として歌や踊りや漫画やアニメやスポーツや劇団でもあればそれで十分に「幸せ」なのかもしれない」


「そう思わないか?」


『お前さんがその能力を使ってやりたいのは、世界平和、ってことかいね』


「いかにも」


『だがその世界ーーーきっと』

『ドラマがない』


「・・・それは認めるよ」


『そのへんをね、もちっとこう、』

なんというか・・・


老人は口をもんだ

『だってよぅ・・・』

『人が音楽や物語で感動するのは、世界が複雑だからだと思うんだぜ』


『あんたがさっき言った、理想の世界の人ってのは、培養器の中の微生物みたいなもんだろう』


「徹底管理する以外に人類から戦争や争いを取り除くシステムなんて作れっこない」


『あんたのアイディアはとても良いと思うんだがね』

『どうにもこう、100点を101点にできねえか、って俺は考えちまうタチでよ」

『却っていつも、0点にしちまうんだがな!』


「僕に101点にする方法を考えろってことですか・・・」


『一緒に考えようぜ』


どんな世界にも不満はあるというなら


「選択できるような世界」


『選択・・・?』


「無数の層になっていて、同じ理想を望み、同じ価値観を持つ人間が

自動的に集積する世界」

「管理されるのが窮屈という人間用には、そういう世界を」

「隠遁と孤独、個への没入を求める者にはそんな世界を、棲み分けさせて、仕切りを設ける」

「コミューンの思想」


『なるほどな。”類は友を呼ぶ”ってわけだ』

『いいねぇ。マイナーな趣味を持つオタクも仲間が見つかるってわけだい』


「でもこれも・・・」


『ああ、何と無くダメそうな気がするな』


『いっそのこと、培養して、全員薬漬けにしてしまう快楽世界のほうが手っ取り早いんじゃねぇかい』


「マトリックスみたいだな」


『あんた若いのに古い映画を知ってるねぇ』


「昔ケーブルテレビでみてね。録画して繰り返しみたよ」


『アニマトリックスっていうアニメ版しってるかい』


「それもみたよ・・・って雑談してる場合じゃないと思う」


『おっと悪かった』(アニマトリックスはアート映画として面白いです By GentleGirl)


人は欲を追う

それならば


「転生が前提の世界」

「生死に意味のない世界」

「いつでも好きな時、自由に死に、自由に好きなものに生まれ変われる世界」


「これなら衆生の中で、欲望に振り回されたり、他人と自己を比べる必要すらない」


『なるほどな、宇宙の構造そのものを変えようって話かい』

『時間を巻き戻したりも簡単にできたりもできると便利かもな』


「その通り。記憶は引き継ぐことも、部分的に忘れることも選択できる」


『それは確かに面白いかもな、ただ、生きてると死んでるっていう状態が区別されないとなると』

『幸せとか不幸とかっていう概念もくなるわけだな』

『最後は、生きることが面倒くさくなるんじゃねえか?』


「ふむ・・・」


『俺は自分のことを生き物だと思ってるからよ』

『そういう、神とか霊とかっていうレベルのことはよく分からねえ』


『俺達が議論していたのは、生きている者たちをどう幸せに導くかって事だったと

思っていたぜ』


「確かに、話が脱線してしまったかな』

『死」



2人の神は、雑談をしながら、適当に能力の使い道を決めた


『「『「死後に救済される世界観」』」


いくら議論しても答えはでなかったから、

ざっくりそれだけ決めて、あとは人間という種族の可能性に賭けた。

いや、正確な言葉で表現すると、人間を捨てた。

人間に対する興味をなくしたと言ったほうがいい。

救いようのない生き物・・・。


「一度、それで試してみよう」

「この能力、何度でも使えるみたいだからな」

『それがいいさ』


============だが============

死後の世界、その救済に逆らうものがいた


救済?


この私を”救済”するつもりか


無礼者


神だか知らんが


貴様がすべきなのは、私への賛美!服従!

救済だと?たわけが!


自分を中心とする世界を持つ者だった




『おいおい、威勢のいい奴がきたぜ』

「困ったな、どうしたものやら」


神とやら!私を賛美せよ!私に服従を誓え!


「はいはい、神は私達ですよ」

「えーと、そこの君、ちょっといいかな」

「実は僕、自分の能力を持て余してて困ってるんだ」

「そこの威勢のいい君、僕の能力をもらってくれないか?」

「こんな能力もってても、辛いだけなんだよ」


~~~~~~~~~~


「・・・そういうわけで、僕、世界を作り変える能力をその子にあげちゃってさ。

今この世界の運命はその子が握ってて、その子がラスボスってわけ

そんで君がそのラスボスと戦うゲームの主人公として僕が選んだキャラクター


だから演じてもらいたいんだよね

やってもらえるかな」



選ばれし子は頭をかいた

「そっかぁ、選ばれちゃったのね」

「俺、忙しいんだけどなぁ・・・。」

へぇ・・・ふぅーん・・・。

打席に立ったイチローのポーズをとって

「元・神」の頭を、いつも気に入らないやつの頭を殴るみたいに、ぶち抜くかと思ったその時


「気が向いたらってことで」



その一言で、この物語は何となくテキトーに始まっていくのだった




5分後に


「ラスボスを裏で操ってる黒幕がお前ってことでOK?」と言われ

グレた野球少年にバット持って追っかけられたのはまた別の話

2024年11月14日木曜日

霊能力者団体2BO ※漫画のネタ

霊能漫画みたいなの書いてます。物語のネタ思いついたのでメモ。


Outlookkk.com

~霊能力者団体2BO  管理部宛~

To:2bo_kanribu_reinouryoku@ggggmail.com

from:GentleGirllllllll@gggggmail.com

title:普遍的空間の件について


お疲れ様です。

GentleGirlです。

TELにてご連絡した件の詳細をメールでお送り致します。

ご都合よろしいときにご確認いただき、

今後の当課への指令について、ご返信いただきたく思います。


~~~~以下、会議をテープ起こししたもの~~~~~


ちょうど卒業式だった。

皆同じ方向に一斉に歩き出した中、

一人だけ真逆を向いてうずくまる奴が、学校に一人くらいはいるもんだ

そう、ここにもいた。そいつが今回の俺のターゲットだった。

だが少し様子がおかしかったよ

その手には革靴の足跡がたくさんついて真っ黒になった、旗をもっていて

棒の部分にはロープが結びつけられていて

綱引きしてる

つながってる先は、この世界そのものだ


引っ張れっこない バカだ


そいつの手はもう血まみれで、飲まず食わずで引っ張っていたら、今にも死にそうだ

だけど引っ張ってるうちに、そのロープが切れるくらいには頑張れた


そしたら、そいつは世界の真逆に向かって歩き出しちゃった

何が書いてあるか分からない、汚い旗を掲げて。


今回は俺がそいつの脳みその中に忍び込んで、何を考えてやがったのかを

暴いてやった話をしようと思う


そいつが、旗を引っ張ってさ・・・。

そうして、世界と引っ張りあいっこしてたら、うっかり、たどり着いたという、

そいつの呼ぶ「世界の外側」って名前の場所に何があるかっていうと、

何もない場所 時間も流れない妙な場所だった


そこは生暖かくて、オレンジ色の夕陽のような光がふんわり差してて、

まるでぬるま湯に浸かってるみてーに、居心地が良いのか悪いのか。

まったく、イカレた場所だったぜ。


そいつはその場所に、

自分が世界に「あったらいいな」とか「いたらいいな」と思う理想の

生き物や、概念を作り出す力があった。


「もっと、たくさんあったらいい」と思っていた

人の優しさや、愛だとか、小難しい人の心もそこに並べた


どうやら、

できるだけ悲しい気持ちになって、できるだけ可哀想なやつを描いて、そこに浮かべたりもしているようだった。


そいつは、世界の外側で、

自分だけの理想の世界を作っているのだと、俺は最初は思ったが、

間違いにすぐに気づいた。


そいつは、

たくさんの部品を組み立てて何か大きな機械を作る人のように、

悲しみの中に意味を見出そうとする、

思考の実験をやっているのだと、俺は悟った。


悲しみに意味を見出すことで、自分を慰めているのだろう、と俺は結論づけた。

でも、どうやらそれも違うらしい。


そいつの顔が、まるで、ごく優しい母のような表情をしていたからだ。


俺が最後に思ったのは、いや、

そいつ自身、自分が何の目的で世界と綱引きなんかしてたのかは分からなかったことだが、

きっと全ては弔いの儀式だったのだろう。

そいつは、自身が目にしたり耳にした、他の誰かの辛い境遇や、

どうしようもない物語の全てに、意味を見出そうとしていた。

決して誰も、弔おうなどとは思わなかった、忌むべき魂のために。


命はしゃぼん玉のようにぷかぷかと浮かんで、

たまに、ぶつかり合って喧嘩をして、花火のように美しく弾け消えたりした。

その花火を美しいとか、悲しいとか言って涙する、人の思念のようなものが、

しゃぼん玉の中に住んでいることもあった。


俺は、そいつが作る無数のしゃぼん玉をボーッと眺めていた。

色々なストーリーがあって、人の一生のように思えた。

弾け飛んで消えていくもの、どこまでも漂って見えなくなってしまうもの。

しかし、しゃぼん玉は、みな同じ方向へ飛んでいく。風があるわけでもないのに。

俺の目には見えない、流れがあるらしい。


その中で、たった1つ、こっちにむかって戻って来るのがあった。

ドス黒くて、いかにも呪われてるって感じのシャボン玉だ。


近づいてくると、泣き叫ぶ声が俺の耳にも聞こえたぜ。

チビりそうだった。



そしたらだよ。

そいつは突然、ずっと持っていた旗を、指で弾いたんだ。


そしたら、旗から真っ黒いシャボン玉がボコボコと音を立てて、

その場を埋め尽くすほど大量に溢れ出してきたんだ。


その全てが、呪われてやがる。呪いの黒い玉だ


おしまいだ、この世界にあった、

愛に溢れる命や、美しい概念は全て、呪に覆い尽くされて消えちまう。

綺麗な草花が怯え、純粋無垢なシャボン玉も、漂うことをやめて、恐怖のあまり、

その場で凍りついたように動かなくなった。


もうダメだ、そう思った時


「そいつ」は、ギロチンを作り出した


これまで、

オレンジ色の「世界の外側」の中には1つとして、

元の「現実世界」にあったような人工物はなかったというのに。


黒いシャボンが多すぎてよく見えないが、

刃が落下する気配がした

俺は目をそむけた

ガシャンという音が耳に残る

突如、電子音が鳴り響く

ゲームセンターでゲームをクリアした時のような、達成感を感じさせるようなメロディが、

ギロチンから流れてきた。

なんて悪趣味なのだ。


そして、笑い声。その笑い声は、黒いシャボン玉たちのものだった。

ギロチンに目を向けると、破裂させられて死んだのも、黒い魂だった。

俺は何が起きているかも分からないまま、

次々と、黒いシャボン玉がギロチンにかけられて死んでいくのをただ見ていた。

黒玉たちは、笑いながら死んでいく。

笑いは伝染し、気がつけば俺も人の死を見て笑っていた。


10人くらい死んだところで、「そいつ」は演説を始めた


「今みんなの中にあるのが、安心感と呼ばれるものです それが幸せそのものです」

「恐怖の裏側にあるもの」

「でももしも、その恐怖を感じないくらい、アナタがバカだったら・・・?」

「そう、私と同じくらいバカだったら・・・・?」


指パッチン


「そう、あなたは本当に正真正銘の自由になるのです」


そいつはその瞬間、

ハリー・ポッターかなんかで出てきそうな老賢者のような姿に変化した

オレンジ色の世界はもう一度の指パッチンで消え失せ、

銀河を背景に俺と目があった。


俺がそいつの脳みその中に侵入していることを、どうやら気づいていたらしいな。

宴会で使うような鼻眼鏡を、どこからともなく取り出して、老賢者は顔面に装着した。

冗談みたいな格好だったよ。


「ここに来れるのは本物のバカだけ」って最後に言われて、

そう言って俺は追い出されちまった・・・。


それっきりだよ。


最後にあいつ、寂しそうな目ぇしてたぜ。

案外、仲間に出来るかもしれねえぜ。

俺が来て嬉しかったのかもな!ガハハ!


~以下省略

・・・・・・・・


上記の回想は、

霊能力者団体「2BO」の幹部会で開催された、

「2BOの方向性に関する談話会」

にて、同団体に所属するマインドハック能力者によって行われたものである。


本件において、

当団体によるマインドハックで、個人の意識内に観測された「世界の外側」なる精神空間が、

個人内的精神空間なのか、人類普遍的精神空間に接続されているか否かの調査を早急に行う事を強く進言致します。


2BO  GentleGirl@2BO管理部

TEL:XXX-XXXX-XXXX

mail:XXXXX@gmail.com


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自民党以外に入れるならどこ!

政治むずかしすぎワロタwwwwwwwwwww そんな俺の判断だから参考にせず、自分で調べ尽くしてほしいんだが、 俺は日本保守党かな でも「保守党ならこの国を任せられる!」みたいなレベルの推しではもちろん、まったくない。 可能性を感じるくらいのもの。 軽く応援しながら、注意深く 監...